私たちの身近に存在する「蜘蛛(クモ)」。
この「蜘蛛(クモ)」について調べてみましょう。
蜘蛛(クモ)は、人家の周りにも多くの種類が生息し、これらはハエ、ガ、ゴキブリなどの害虫を捕食するため、益虫の役割を果たしているが、同時に、その容姿を忌み嫌う人が非常に多いため、不快害虫のカテゴリーに入れられることが多い。また、クモの網や巣が家や壁を汚すと言って嫌われる。
その一方で、農業の方面では、害虫駆除の効果が様々に研究され、一定の評価を得ている。水田では、アシナガグモ・ドヨウオニグモ・セスジアカムネグモなどの造網性のもの、コモリグモなどの徘徊性のものなどが害虫駆除に大いに役立っていることが知られている。クモを害虫駆除のために積極的に利用する試みが行なわれたことがある。
クモの糸を工業的に利用する試みもあるが、大きく認められているものは少ない。クモの糸は様々な点で利用価値があり得るが、クモを大量養殖することの困難さと、糸を取り出すことの困難さが障壁になる。これまでにもっとも用いられたのは、レンズにスケールを入れるための用途である。
ほとんどのクモは虫を殺す程度の毒を持っているが、人間に影響を持つほどのものは世界でも数種に限られる。毒グモとして有名なのは、近年日本に侵入して有名になったセアカゴケグモをはじめとするゴケグモ類である。また、蜘蛛の糸が目にはいると炎症を起こすことがある。これは単なる汚染によるものではなく、毒性分が関与しているとも言われる。